シャイで可愛い,アルザスのローラン・バーツ氏訪問!

CPVリポート - シャイで可愛い,アルザスのローラン・バーツ氏訪問!

シャイで可愛い,アルザスのローラン・バーツ氏訪問!

カテゴリ : 
自然派ワイン情報
執筆 : 
 2009-11-18 17:33
~フランスで最も有機栽培が多いと言われているアルザス~







ここ数年、フランス全国では有機栽培をプッシュするムーブメントが起こっています。少しずつですけれども、ブドウ畑を有機栽培に転換する醸造家も増えてきています。

しかしこの用にブドウを育てている生産者は、全国に4%にしか足していません・・・しかし!ここアルザスでは、なんとブドウ栽培面積14 000Ha中、10%ものブドウ園がビオ栽培で育てられているのです!!





こんな綺麗な空気に囲まれてワインを造っているLaurent Barth*ローラン ・バーツ氏
彼を一言でいうと・・・とてもシャイ!
でも落ち着いている笑顔がとてもキュート!

恥ずかしそうにワインを紹介してくれる彼に、私はちょっぴり母性本能を擽られちゃいました・・・
そんな彼は、私のありがちな質問にも笑顔で応じてくれました・・・
ありがとうです!





この地方の天候は?
この地方では谷が多く、畑の周りにはヴォージュ山が立っているので、雨から守られているんだよ。年間でも550mm しか降らないだ。なのでどちらかと言うと、乾燥している季節の方が多いかな。


ブドウの熟成度はどうやって分かるの?
そうだね、3つポイントがあるんだ。
1:ブドウの種を見て、ちゃんと茶色く、苦味が付いていること。
2:ブドウ木の枝を見て、しっかりと色が付いていること。
3:ブドウの皮に色が綺麗に付いていること。
でも一番良いのは毎日味見して、最高に美味しいときに収穫することだね!




ローランにとって、テロワールとブドウ品種の一番良い相性は?
う~ん・・・
ゲヴュルツトラミネールには石灰質の土壌、そしてリースリングには花崗岩!この町、Benwhir * ベンウイールでは、15種類ものテロワールが混ざっているんだ。
そして畑も小さな区画に何個にも別れている。僕も、3.70Ha の畑を所得しているが、28個の区画に別れている・・・しかも花崗岩、粘土石灰、マルヌや泥土と、様々なテロワールでブドウを育てられるので、勉強にもなるし、本当に楽しいんだ!




最後に、ローランは何故ワインを造ろうとしたの?
僕の父も、ずっとブドウを育てていたんだ。
でも父は全ての収穫を協同組合に売っていた。
その間、僕は4年間ブルゴーニュでワインの勉強をした後、イランやインド、アフリカやオーストラリアなど世界中を飛び回って醸造や畑作業に付いて学んできた。
その後、1999年に僕が父のドメーヌを継いだんだけれども、5年間の間協同組合に売り続けたんだ。
その間に畑作業をがんばり、区画も綺麗にして、ビオ栽培へと転換したんだ。
今は耕作は当たり前、コンポスト(堆肥)もビオディナミに従って作っているんだよ。





ここで畑見学をしている途中、あり得ないくらい甘く、あり得ないくらい綺麗な香りがするブドウを発見・・・!

これぞアルザスにしか見つからないブドウ品種:Muscat O’ttonel*ミュスカ・オトネル
アルザスでももう殆ど見当たらず、わずか2%しか存在しない・・・こんなに美味しいのにもったいない!

するとローランが
『栽培するにはとても難しい品種なんだ。完璧なコンディションでなければ、実を生らさない。僕も、3年に1度収穫できるか出来ないか、本当に低い可能性を信じていなければ絶対に無理だよ。』





~そして醸造所に戻って試飲開始!~



ローランのラベルはとてもシンプル!
でも良く見ると・・・葉っぱの絵は全て文字で描かれているのです!
アルファベットやアラブ語、他にも分からない国の文字で、
« L’Esprit du Vin »* « ワイン・スピリッツ »と書かれています。

これはローランが仕事で回った国の文字を使って、今まで出会って来た人たちへのメッセージなんですって! 結構ロマンチスト~!!




今回テスティングしたキュベは全て2008年ヴィンテージ!
2008年は酸味が強く、キリッとした味のワインと仕上がっています!




Pinot Gris*ピノ・グリ
地質:粘土石灰質
樹齢:8年と55年のブドウ木
残糖:15-18 gr
ピノ・グリはアルコール度数が早く上がってしまうため、糖分・酸味・熟成度のバランスが最も最高な時に収穫しなければいけないのです。しかしそのタイミングを察知するのが難しい。




Pinot Noir*ピノ・ノワール
地質:粘土石灰質・砂岩・水晶
樹齢:30年
ピノ・ノワールは日に当たりにくくても一番熟成しやすい品種。ですので収穫時期はいつも一番!2回もの厳しい選別をした後、14日間のマセラシオンを終え、2008年は初めてフィルターを掛けず仕上げたそうです。
味は・・・繊細でフレッシュ!レグリスやさくらんぼの香りが強いです!とても飲みやすく、食欲をそそるバランス抜群なワイン!




Pinot d’Alsace*ピノ・ダルザス
地質:泥土・砂質
樹齢:35~40年
大樽で熟成されたこのキュべはとにかく丸みがあり、トロリとしています。甘みが残っていながらもさわやか感があり、美味しい~!

Pinot Noir « M »*ピノ・ノワール « M »
地質:粘土石灰質
樹齢:35年
« M »とはMackrainの頭文字・・これは区画の名前なんです!
繊細なタンニンと、まろやかなミネラル感、そしてスパイシーさがこのキュベの特徴です!

Sylvaner*シルヴァネール
地質:泥土質
キリッとした酸味と、白い花の心地よい香りがあなたを別世界へと連れて行ってくれます・・・




Racines Métisses*ラシンヌ・メティス
砂質のテロワールで収穫されたリースリングと、ピノ・ダルザス、シルヴァネール、ミュスカ、ピノ・グリをブレンドした一品。とにかくしっかりとした酸味がワインに生き生きさとフレッシュ感を与えています。

Riesling*リースリング
残糖9 gr残っているこのワインは、口に含んだ瞬間強い酸味で目が覚め、その後サッパリとしたフルーツの香りが漂い、最後には甘さが残るという、なんとも感覚たくさんな一品です。



Riesling Vieilles Vignes*リースリング・ヴィエイユ・ヴィーニュ
地質:花崗岩・泥土質
残糖:5 gr
グイグイといけてしまう、とても飲みやすいワイン!ミネラル感抜群、そして甘さと酸味のバランスも最高!

Muscat d’Alsace*ミュスカ・ダルザス
地質:石灰・マルヌ・泥土質
樹齢:35~40年
とても華やかで気持ちが落ち着く香り・・・しかし飲んでみると結構しっかりしています!このギャップに少しビックリ・・!





Gewurztraminer Grand Cru Mackrain*ゲヴュルツトラミネール・グラン・クリュ・マックレイン
地質:泥土・石灰質
樹齢:42年
残糖:80 gr
これは・・・個人的に大好きです!何故かというと、マンゴやエキゾティック・フルーツの香りが大好き!そしてはっきりとした味わいと残糖のバランスがなんといっても綺麗にマッチしていて、深みのあるワインと仕上がっています。



Muscat Granite*ミュスカ・グラニット
これは先ほど紹介したミュスカ・オトネルを50%、そしてミュスカ・ダルザスを50%使用して造られたワイン。しかし本当に限られた量なので、なかなか手に入らないんだとか・・・
とにかく不思議なワイン!まず本当にピュアで飲みやすい。そしてとてもさわやかで、これぞミネラル~!と叫びたくなるほどのミネラル感。その後先ほど摘まみ食いしたミュスカ・オトネルの旨みがジュア~っと爆発して、また塩っぽさが戻ってくるのです。しかしこのワインの後味は、半端なく長いですよ~!私も3時間は喉の奥に残っていました!




最後に、この区画はローランが最近手に入れた畑です!凄い斜めっている斜面・・どうやって作業をしたんだろう?!と思ってしまうほどの急坂。

2年後には初収穫が出来るはずなのに、ローランはとても忍耐強い人。ブドウの木に負担を掛けないよう、4-5年後に収穫をする予定ですって!

そして帰り、案の定私はお尻からっ滑ってしまいました・・・



一日中様々な畑を紹介してくれ、アルザスの歴史に付いて教えてくれたローラン。
本当にやさしく、ホワーンとしたオーラーを持っている男性です。
独身の方はチャンスですよ!彼もお嫁さん募集中です!

最後にローランのかっこいい一言:
『たった一度の人生でワインの複雑さを理解するなんて無理だよ。ワインを知り尽くすには、100年あっても無理だね。』




そんなローランのワインについてのお問い合わせは、こちらまでお願いします:

株式会社イーストライン
TEL / FAX:054-205-4181
MAIL : lavigne4181-shizuoka@tokoseika-group.jp
SITE : http://tokoseika-group.jp/index.html

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